記録

26歳OLが真面目なことを書いたり書かなかったりやっぱり書いたりする

とある自転車ウェアメーカーの話を聞きに行ったら、夢チャレのヒントを手に入れることができたよ。


ヤッター!!!

久しぶりにこのブログを更新できているよー!

本当は日々書きたいことはあるんだけど日々眠気に負けて書けていないのです…。



6/20に、最近福岡のデザイン界隈で話題になっている(はずの)"UXnight"の3回目である「Raphajapan代表の矢野さんによる入りこんじゃうコミュニティって?」に参加してきました。

わたしの心の安らぎとワクワクがある"デザイン"のイベント!!!

この日も悔いなく楽しんできたのですが、今回はイベントレポートというより感想を中心に書いてみます。



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まずはモリタ先生から、

HCD・UCD(人間中心設計・ユーザー中心設計)→UXD(ユーザーエクスペリエンスデザイン)→UX

という流れについての説明がありました。

「導くよりも促す」、「時間軸を理解し、デザインする」ということをおっしゃっていて、今わたしが大学で行っている夢チャレにおいて極めて重要な思考だなーと感じました。

モノやサービス(夢チャレにおいてはプログラム)を作り込むことは、こちらにとってはやりやすさと安心はあるが、ユーザー(夢チャレにおいては中高生)にとっての楽しみや自由は奪ってますよね。

大枠だけ作ってユーザーに勝手に楽しんでもらうように設計する、と。

でもじゃあ最低限の枠って何?という課題にぶつかるし、体験の設計はやはりなんとも難しいようです。


次は"観察"についてのお話です。

例として取り上げられたのはIKEAのボウル。

ユーザーの自宅での食事を観察調査したところ、食卓に食器を並べて食事をすることよりもベッドの上でテレビを見ながらといった食べ方をすることのほうが多かったそう。

この観察結果から「気持ちよくご飯を食べる機会」を提供するべくボウルという食器を販売したIKEAの観察力・洞察力ってすごいよね、と。

多くの視点を持ってモノの見方を変えることが大事だということでしたが、これも夢チャレのテーマである"イノベーション人材"が持っている要素だと考えられていることです。

そのように多くの視点を持って観察するためには「まずいろんなことに興味を持ち、なぜだろう?と問いを立てることが大事だ」と矢野さんはおっしゃっていました。

もうねー!めっちゃイノベーション人材の話だよ!


そして、次は矢野さんによるRaphaユーザーのコミュニティについての斬新なお話を伺いました。

Raphaはブランドがしっかりと確立されているんだけれど、それはRapha自身が何かを語ったのではなく、ユーザー同士の語り合いによって自然と確立されていったのだそう。

勝手にブランディングされてるってすごくないですか。

理想のあるべき姿でしょ。

そうすることで1人の顧客を長く捕まえておくことができる、と。

Raphaでは、市場リサーチはあまりしないのだそうです。

市場リサーチすると自分たちの信じたことからずれるから。

大切なのは「メッセージ=自分たちの信じたこと」を伝え続けることだから。

というか、マーケ施策というものがないように感じました。

「人それぞれ自転車の乗り方は異なるし、Raphaへの感じ方も違うのだから設計できない!」とはっきりおっしゃっていましたし。

わたしはマーケやデザインで設計してこそ、意図してこそなんぼだと思っていたので自分の考えが崩されました。

(Raphaは極めて特殊な例だとは思うけど)


創業ストーリーを聞いてみても、「創業者のサイモン氏が自転車に乗る際に着たいウェアがなかったから自分で作るために、2年かけてビジネスプランを作り上げ、ミッションに共感してくれる3人の個人投資家から資金を集めた。そうして、質の良いハイエンドなウェアを作ったらそれを求めている人は他にもいた。だから成功し、Raphaは独自のコミュニティを作り上げた。」とおっしゃっていたし、ここまでメッセージ(信念)だけで事業が上手くいくってすごい。

経営がー、とかマーケがー、とか市場がー、とかそういうことじゃないんだなぁ。



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めっちゃ適当に書いちゃったけど、メッセージ性の強さで成功する例があるということとイノベーションを起こすにはデザイン思考が欠かせないという話の理解に繋がったイベントだった…こわい…。