記録

26歳OLが真面目なことを書いたり書かなかったりやっぱり書いたりする

2018.1.10 表現する力を鍛えるプログラム最終回での先生の話が良かったので記しておく


今日は最後の表P講義日でした。

最後に聞いた先生の話がすごくすごーく良かったので記しておきます。


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・表現する力は中長期的な「本を読む」、「場数を踏む」、「練習する」によって磨かれる。

今までこれらをやってこなかった人が短期間これをやっても手遅れ。

だし、これからこれらをやらないと表現する力はいつまでたっても身に付かない。

・表現をするためには「設計図を書く」ことと「立ち位置を設定する」ことが必要。

設計図:帰納法演繹法を用いて「なぜ?なぜ?」を繰り返す。

ただし自然科学ではないので演繹法はあまり用いられない。

立ち位置:これまでの講義で自分のことを話すときにスラスラ話せるときとなかなか言葉が出なかったときがあったはず。

スラスラ話せるときは自分の立ち位置が明確なとき。

・何かを作ったり書いたりするときは自分だけで完成度を高めようとしないこと。

1人で考えて4時間かけて80%の仕上がりを目指すのなら、同じ時間かけて60%の仕上がりを2回出すほうが仕上がるものは良くなる。

・自分のことを話すときは自分なりにスッキリする言葉で話す。

例えば、「好きなこと、やりたいことを大事にする」と言ったときは「好きなこと、やりたいこと以外はやりたくない」とも言える。

どちらのほうがスッキリする?

・例えば就活をしているときの話。

就活をしていると「自分は何をしたいんだろう?」というような悩みが出てくる場合がある。

そのレベルで思考を巡らせても負のループに陥るだけ。

まず自分の中で「前提」をたてる。その上に「大切にしたいもの」を持ってくる。さらにその上に「捨てられるもの」を置く。

このような設計図を作るだけで負のループからは抜け出せる。かもしれない。

この場合、作ってみて「前提が違うな」と感じれば「新しい前提」を作れば良い。

・残念ながら?幸福ながら?、人生は偶然性と運で決まる。

社会に出ると自分の意思で決定できることは減る。

例えば学生なら簡単に講義をサボれたものが会社ではそうはいかない。

例えば会社で望む部署に行けるかどうかはわからない。

部署次第でやれることは変わる。

そんなときに「自分のスキルがない」だとか非力を嘆いても仕方ない。

会社に勝手に決められたことなのだから。

他者と比較して、他者を羨んでも仕方ない。

このあたりで悩むと負のループに陥る。

・環境と経験次第で自分ができるようになることは増える。

例えば大学のプロジェクトで考えみると、2年生のときは何もできなくて3.4年生がすごく見えていたかもしれない。

でも自分が3.4年生になるとできるようになっている。

そんなものだ。

・就活で会社を選ぶとき。

「好きなこと」と「できること」の二軸で分けて自分をどこにポジショニングするか。

「好きなことだけどできることは少ない」を選ぶのもアリだし、「好きなことではないけどできることは多い」を選ぶのもアリ。

この軸で選べないなら、「会社の知名度」と「経済的満足」の二軸で考えてみてもいい。

ここの軸は自分でいろいろ決めて考えてみる。

・小売業の売上と利益の比較の話。

イオングループは8兆7千億円の売上を誇る。が、利益は350億円。しかもその利益のほとんどは金融事業での手数料。世間的に目立つ小売での利益はごくわずか。

一方、無印良品の売上は4093億円。それなのに利益は473億円。

どっちの会社を選ぶ?

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こうやって書きながら今日の話を振り返ってみてもジーンとくるものがあります。

個人的にこのタイミングで今日の話を聞けて良かったです。

わたしは悩み出すと目の前の小さな問題だけしか見えなくなって負のループに陥りがちです。

フレームワークを上手く使えるようになって、広い視点で問題解決できるようになりたいです、本当に。



それと、帰りに友達と「知らなければ楽に生きていけたのに知っちゃったがゆえに生きづらくなるのなんなんだろうねー。正しい、なされるべきことをやりたいだけなのになんかできないよねー。」という話をしました。なんなんだろうね、これね。