わたしの趣味は「わかりやすくすること」である、という話
こんばんは。
このブログを読んでくださっている皆さんは「趣味は何ですか?」と尋ねられたらなんと答えるのでしょうか。
わたしはこの質問をされるたびに困っていました。
オタク趣味のことは言いたくないし、読書や映画鑑賞も趣味と言えるほどのレベルじゃないし...
そう思って「う~~~ん、趣味...なんですかね...」と答えてその場をしのいできました。
しかし、最近気づいてきたのです。
わたしの趣味は「わかりやすくすること」なのではないか、と。
というわけで本日は「わかりやすくすること」について書きます。
1.「わかる」とは
そもそも、「わかる」とはどういうことなのでしょうか。
とあるロジカルシンキングが超得意な男性は「わかるとは分けることができること」だとおっしゃっていました。
大辞林 第三版によると以下のように定義づけられています。
① 物事の意味・価値などが理解できる。
② はっきりしなかった物事が明らかになる。知れる。
③ 相手の事情などに理解・同情を示す。
④ 離れる。分かれる。
わたしの趣味である「わかりやすくすること」はこの定義によると①②に関係します。
物事の意味・価値などが理解できる、はっきりしなかった物事が明らかになる。
良いですね。
2.わかりやすくするための図式化
例えばプロジェクトでディスカッションをするときや誰かと真面目な話をするときって、基本的に話していることが難しく、どんどんわかりにくくなります。
そういったときにわたしは自然とノートやホワイドボードにペンを向けています。
そして、話していることを書き出すのです。
しかし、書き出すだけではただの記録になり、それ以降の議論が発展しません。
そこでわかりやすくしたいわたしは図式化します。
図式化というのは物事をわかりやすくするための実に有効的な手段です。
以下はこれまでに図式化してきたものたちです。
①2年前の夢チャレでは、全講座の関係性を示すためにこのような図を思いつきました。
②昨年の夢チャレでは、イノベーションストーリーを紡ぐためのスキームを開発しました。(これはわかりにくいうえに、矛盾が生じたためにこの後改良が加わりました)
③化粧品プロジェクトでターゲットの悩みが発生するメカニズムを図式化しました。
④こちらも昨年の夢チャレの閉校式で用いたイノベーション人材のイメージ図です。
⑤こちらは昨年の創P時に肉まんの最大製造可能個数を算出するためにexcelで書く前にイメージとして作成したものです。
以上、わたしの図式化コレクションでした。
図式化するとモヤモヤしていたものがクリアになってすごくスッキリします。
それに、気づいたら図式化を始めていますし、始めたら完成するまで止まらないのでフロー状態に入って心地良くなるのです。
図式化することは、以前書いた
にも通じることですね。
ちょっと前にヒットした、チャーリーさんが書かれたビジネスモデル図解。
あれがヒットするということは人々はわかりやすいことを求めているというわけで、そして価値あるものというわけですので、わたしももっと頑張っていきたい所存でございます。
3.わかりやすくするための文章の構造分解
文章をわかりやすくするために文章を構造分解します。
難しくわかりにくい文章の原因は2つあると思っていて、1つは単語自体が難しいこと、そしてもう1つは文章がやたらと長いことです。
前者は自分にいかに単語力や教養があるかということなのですぐにどうにかなることではありません。
しかし後者は意識次第で今すぐにでも改善できると思うのです。
だからわたしは文章を書くときにはできるたけ一文を短く、かつ要点をわかりやすく書くように意識しています。
接続詞の挿入の仕方や読点の位置、修飾非修飾関係なども意識しています。
これが文章の構造分解です。
わたしはこういう意識をすることは好きです。
そういえば高校の英語の授業でも、英文をSVOCで分解するのが好きでしたし、英語は唯一の得意科目でした。
文章は組み合わせの仕方次第で難しく書くこともわかりやすく書くこともできて面白いです。
こちらは全日本人が読んでもよいはずの良書です。
クイズみたいで、読んでると楽しくてしょうがないです。
文章の構造分解をしていくと、辻褄の合わなさに気付いたり、単語そのものの意味も気になってきたりして文章の奥深さを感じられます。
上述したような図式化や文章の構造分解をしているときは、パズルを解いているみたいで楽しいです。
わかりやすさを求められている方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。
わかりやすくするお手伝いさせてください。
図式化部や構造分解部つくって活動とかしたいですね。
いや、怪しいですね。
以上、わたしの趣味のお話でした。