記録

26歳OLが真面目なことを書いたり書かなかったりやっぱり書いたりする

23歳女は日々こんな本を読んでいます ~5月編~

 

こんばんは。
6月に入りましたので、5月に読んだ本の振り返りをしていきます。
人生で最も多くの本を読んだ1か月となり、充実しておりました。

 

①「異性の心を上手に透視する方法」

異性の心を上手に透視する方法

異性の心を上手に透視する方法

 

「なぜ人は最悪の相手を選んでしまうのか?」なんて言われたら気になります。(わたしがそういう相手を選ぶのかどうかは置いといて)
手元に届いて即読みました。
客観的に見ればより合理的に、より幸せになれる手段を選択できるのに、自分のこととなると感情だけで動いてしまう恋愛とはいったいなんなのでしょうか。
恋愛って図式化できないし、できたとして上手くいく方法がわかっていたとしてもきっとその通りに動かないだろうしで、人間のダメさと可愛さを感じます。
筆者は恋愛する人間を3タイプに分類しています。
この本を最も読むべきであろうタイプの人はこの本を読んだとて、「わかってはおるがでもな、」にしかならないだろうからマジ救いようがなくて可愛い。

 

②「ライフスタイルデザイン」

LIFE STYLE DESIGN(ライフスタイルデザイン) ―「遊び」と「好奇心」で設計する これからの生存戦略

LIFE STYLE DESIGN(ライフスタイルデザイン) ―「遊び」と「好奇心」で設計する これからの生存戦略

 

表紙のデザインと「遊ぶように仕事をし、~」に騙されてしまいましたが、たいして中身の詰まっていないペラペラ本で悲しかったです。 

 

③「変革のアイスクリーム」

変革のアイスクリーム---「V字回復」を生んだ13社のブランドストーリーに学ぶ

変革のアイスクリーム---「V字回復」を生んだ13社のブランドストーリーに学ぶ

 

とある事情でタピオカミルクティーについてめちゃくちゃ考えていた時期があり、その際に参考になるかなと思い手に取った一冊です。 
アイスを売っている食品メーカーの方々がいかに消費者を観察し、そこからインサイトを見つけているのかがわかりました。
アイス市場、まだまだ可能性はあるらしいです。

 

④「山田昭男のリーダー学」

大学の企業戦略論の講義内で事例として取り上げられていた未来工業の山田昭男さん。
その事例で学んだときからユニークな会社だなと思っていましたが、やはり本著もなかなかインパクトがありました。
山田さんのとある講演会に内容を文字に起こしている本で、モデレーターであった筆者やオーディエンスは未来工業の事例を一般的なビジネスの理論に落とし込もうとしています。
しかし、特殊事例ですからどこか理論通りにはならないところもあります。
独自のやり方で上手くやれる人は天才だと思ってしまいますが、この事例をただの天才の所業で終わらせようとしない筆者の必死さが面白かったです。

 

⑤「しなやかな発想法」

ロングヒット商品開発者が教える 今ない知恵を生み出す しなやかな発想法-メラキ直り- (DOBOOKS)

ロングヒット商品開発者が教える 今ない知恵を生み出す しなやかな発想法-メラキ直り- (DOBOOKS)

 

商品企画の仕事をしていますので、こういう本は惹かれます。
様々なヒット商品(固めるテンプルとか)を生み出した梅澤さんによる、物事の定説をひっくり返して新たな知恵を出すメソッドが書かれています。
「これはこうだから仕方ない。じゃあその仕方なさから次のアイデアを考えよう。」というメラキ直りの考え方。
はやく身につけたいです。

 

⑥「消費者心理のしくみ」

ビジュアル図解ヒット商品を生む!消費者心理のしくみ (DO BOOKS)

ビジュアル図解ヒット商品を生む!消費者心理のしくみ (DO BOOKS)

 

こちらも梅澤さんの著作。
商品の新たなジャンルをつくれるの、強すぎます。
やっぱりここで書かれているのもアイスクリームと同様のユーザー観察。
加えて本著内では問題と、その問題の逆をひっくり返すことから解決すべき課題が導かれると書かれていました。
あれ、これって去年の夢チャレでやった問題課題スキームと同じなのでは・・・。

 

⑦「予想どおりに不合理」

行動経済学は興味アリアリな分野ですので、手に取ってみました。
筆者はいくつもの実験を行い、その実験から人がいかに不合理な行動をとるのかについて述べています。
全体を通じて非常に面白かったです。
「あ~、今読んでるとなんでそうするんだよって思うけどいざその場に出くわすと人ってそうするよな~。」って納得しちゃいます。
市場規範と社会規範の混同、とかのあたりすごく興味深いです。
行動経済学は今後深めていきたいところです。

 

⑧「すべての企業はサービス業になる」

わりと当たり前なことしか書かれていなくて新たな発見は特になかったです。
宣伝会議がなぜ今更こんなことを発信しようと昨年12月の時点で思ったのかが気になります。

 

⑨「ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと」

ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと

ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと

 

アートとビジネスの関係性が好きなので読みました。 
ブランドおよびブランディングについてのことが書かれており、卒論執筆時に読みたかった一冊でした。

⑩「プリンセスマーケティング

プリンセス・マーケティング 「女性」の購買意欲をかき立てる7つの大原則

プリンセス・マーケティング 「女性」の購買意欲をかき立てる7つの大原則

 

女性をターゲットとした商品企画をしている身として読んでみました。
訴求の仕方が男性と女性ではまったく異なることがわかった一冊でした。
着実に強くなる自分やモテる自分に憧れる男性に対し、自分は常にプリンセスで悩みなんてあるはずがないのと思い込んでいるありのままの自分を愛したい女性。
データを嫌い、言葉の印象と自分を肯定してくれるかどうかで買うか買わないかを決める女性。
結局は消費者心理をいかに理解できるか、です。
マーケティング関係の本って最終的にそういうことしか書かれてない気がします。

 

⑪「リフレクティブ・マネジャー」

リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)

リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)

 

中原淳さんの本は安心と信頼があります。
たまたまなのですが、これは読むタイミングが良かったと思います。
日本中にはびこる悲しき上司と部下の関係性が書かれており、思わず目をふさぎたくなりました。
本著では、だからこそ内省が大事だと主張されています。
内省はメソッドだから誰でもできるはずなのでちゃんとやっていきたいです。

 

⑫「暇と退屈の倫理学

暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)
 

最高に気が狂っていて最高の本でした。
研究を突き詰めた先の狂気、たまりません。
最高の本ですが、書かれていることはよく理解できていません。
でもここまで理解のしにくいことを全力で書いている筆者のこと、好きです。
わたしがもっと思考を豊かにできたときに読み返したい一冊となりました。

 

⑬「マルクス自身の手による資本論入門」

マルクス自身の手による資本論入門

マルクス自身の手による資本論入門

 

出ました資本論です。
資本論を理解するにあたって一番わかりやすい本だとレビューにあったのでこちらを手に取ってみましたが、いまいちよくわかりませんでした。
基本的な"労働を与える側と労働をする側の構図"しかわかりませんでした。
頭が冴えているときに読み直したいです。

 

 

 

以上、5月に読んだ13冊の本の振り返りでした。
雑な振り返りになってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
もっとたくさんの本を読みたいのでそろそろ速読を身につけるときがきたかもしれません。