「自分で決められない」問題について
昨日の記事の追記のようなことを書きますね。
今日は我がゼミ3年生と先生から、ゼミ選考の振り返りを聞きました。
すると、今年の2年生は全体的に「自分で決めることができない」ということがわかりました。
なんでも先生や先輩からの言葉を待っているんだと。
昨日の表Pでは、2年生が先輩からもらった「自分の意志で決めることが大事」というアドバイスにハッとしたと言っていました。
わたしは昨日これを聞いた時点では「この20年間はずっと自らの意思決定の連続で、決めることはやってきたでしょう。なぜそれを今この時になって重要視するの?」ととても不思議に思いました。
でも。
全体的にそうらしいのです。
わたしは物心ついたときからハッキリした性格で、まあ優柔不断になることはあっても、なんでも全部自分で決めてきました。
保育園生の頃に水泳を習いたいと言ったのも、
小学生の頃の音楽会で女の子が滅多にやらないシンバルを演奏したいと言ったのも、
中学生の頃に生徒会を2年間務めたのも、
高校生の頃に絶対福大商学部へ行くと宣言したのも、
全部自分で決めました。
それはきっと家族がずっと放任主義で「あんたの好きなようにやりなさい。わたしたちは知らない。」というスタンスだったことも関係しています。
なぜみんなは自分で決めることができないんだろう。
自分の人生は、いつも自分が主人公で、自分は誰よりもハッピーになっていいはずで、どうやってハッピーにするかは自分が自由に決めれるはずなのに。
わたしは小中高の教育の在り方に問題があるとしか思えません。
「まわりと違うことは恥ずかしい。合わせなきゃ。」、「先生の言うことは守らなきゃいけない。わたしのやりたいようにはできない。」、「先生が言うことは正しい。」、「好きなことをしたいけど学校の課題が多いからできない。」、「国公立進学の風潮があるから従わないと。」、「たまには学校サボりたいけど皆勤が良しとされているから行かなきゃ。」………。
書いてて悲しくなるぐらいわたしが受けてきた教育ってなんだったんだろう?と思ってしまいます。
反抗心と意志が強いわたしはあまり流されなかったと言いつつも、やっぱり変に矯正されたのかなと思うところはあって、そのせいで自分が窮屈に感じることもあります。
自分で決められないのはその人個人の問題だけじゃないはず。
こういった問題があることに気付いてしまったので、今年の夢チャレは中高生をより幸せなほうへ導いていけるように努めます。
だがしかし夢チャレのたった数日で学校教育をどれだけ覆せて、どれだけ中高生にあなたたちは自由なんだよということを伝えられるかは不安ですね…。
もー!もやもやする!