記録

26歳OLが真面目なことを書いたり書かなかったりやっぱり書いたりする

偶然知り合った学生にメタファーワークを提供した話

 

今日は4年ぶり?に書くPのメタファーワークを行った。
偶然知り合った、関東に住む大学3年生の男の子に、オンラインで、メタファーワークを提供したのだ。
*メタファーワークとは...
直感で描いた絵から、自分らしさを引き出し、言語化するワークのこと。

 

偶然とは言っても、彼とはbosyuを通じて知り合った。
わたしが出した「就活中の学生さん、新卒2年目リクルーターと一緒に働く価値観を言語化しませんか??」というbosyuに「就活を始めたけれど、どうしても働くことに対してポジティブなイメージを持つことができない」と相談のメッセージを送ってくれたのだ。

先日、彼と1回目のオンライン面談を行った。
その日は、彼がなぜ働くことに対してポジティブなイメージを持てないのかの理由を聞いたり、なぜわたしが日々楽しく働いているのかの理由を話したりした。

彼は、この面談の前にこのブログを読んでくれていたのだが、話も終盤に差し掛かったころ、ぽつりとこう言われた。

「ブログに書かれていた書くP...?っていうのも気になりました」と。

その場の勢いでわたしはこう言ってしまった。

「じゃあ今度、そのときに行ったワークをやって、自分らしさや自分が大切にしていることを一緒に言語化してみましょうか!」

 

わたしから見て、その彼は、非常に誠実で、優しい雰囲気を纏った良い人だった。
だからこそ、働くことに対してまじめに悩んでいる様子をなんとかしたいと思ってしまった。

大学2年生の、まだ何もできなかったころの自分がやっていたワークを、1on1でできるのだろうか?
そんな不安を抱えながら今日を迎えた。

 

当時のFBグループの投稿や、ノートに残していたメモを見返した。
やっていたことやワークの進め方、その人らしさの引き出し方は思い出せたものの、当時は先輩方と一緒にやったからこそ上手くいったワークだ。

 

「わたしは今日、彼に何かをGiveできるのだろうか?もしできなかったら、できないという事実を受け止めるのがこわい。」と、彼もびっくりであろうなかなかの重い気持ちで臨んだ今日だった。

 

結論から述べると、彼はワークの途中で「ハッ...!」と新たな気づきを得た表情を見せてくれた。

わたしは書くPや夢チャレをしていたときから、この、自分でも気づいていなかった新たな自分を知ったときの明るい表情を見るのがとても好きだった。
それまで特に楽しそうでもなかったワークが一気にすごいものに変わる瞬間だ。

 

これは、今日彼が描いてくれた「出会ってみたい/見てみたい、未知の景色」だ。

 

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こんなストーリーらしい。

 

1人になりたくて、たまたま見た方向に海があった。
車に自分の好きなものを詰め込んで、愛犬と共にこの海へと走った。
草をかき分けてようやく入れた砂浜。
ここはまだ人の手がまったく介入されていないようだ。
僕が持ってきたお香や香水、それから本とコーヒーをここに置いてみよう。
僕の好きな雰囲気ができた。
快晴の空の下、海の真ん中には太陽と波が見える。
沈みかけの太陽は圧倒的に綺麗で僕の心を落ち着かせてくれる。
この自然の中に僕の好きなものがある空間がとても好きだ。

 

ここから、いろいろと質問をしていき、彼らしさを引き出していった。
わたしからすると、前回話した中で感じた彼らしさばかりが言葉として出てきて、新しい発見がないのではないか?と不安になった。
しかし、途中でいったん話を整理したときに、先述した気づきを得た表情を見せてくれたのだ。

プライバシーがあるので、詳細を書くことは省くが、彼が大事にしていることや好きなことを言語化したうえで、この先の人生で何をしたいかが見つかった良い時間となった。
そして、そのために明日から何をやるかまで言語化してくれた。

 

いつかどこかで自分が全力を注いだことが、こんな風にまた活きるのだ、と思えた時間だった。
今日のこのワークの時間は、採用という面で仕事に関係しないことはないが、ほぼプライベートでの出来事だ。

わたしは書くPや夢チャレでやっていたことが、本当にただただ好きだった。
何の見返りも求めず、ただひたすらに、「相手に何かを持ち帰ってもらいたい。そのために自分ができることをしたい。」と思えるプロジェクトだった。
(と書いている時点で何かの見返りを求めているのかもしれないが)

それは、わたし自身が「わたしはこうありたい」とか「わたしらしさってこうだ」というのがはっきりとしていて、それをまわりに伝えながら生きている人間だからかもしれない。
そういう人がもっと増えれば、世界はもっと楽しく、もっと自由になるんじゃないかと思っている。

だから、なかなか普段の生活で今日みたいなことをやる機会はないかもしれないが、わたしはわたしのできることで誰かに貢献できるのならそんなに嬉しいことはない。

 

彼に対しても、この先の人生で彼が望むものを手に入れることを願っている。